J開幕当初のように、常に満員のスタジアムでプレーすることは全選手の希望でもあり、サッカー界が望んでいる理想の姿でもある。そこで、そんな理想に近づけるための「サッカー人気向上案」を、全チームに訪問して選手側からの視点で自由に語ってもらった。どんなアイディアが出るのか、ご期待ください。
― サッカーの人気を上げていくためには、どんなことが必要になるでしょうか。
西沢 僕はJリーグがすごく盛り上がっていた時代も知っていますけど、あの頃は少し過熱気味だったと思うんですね。あのJリーグ開幕から15年経って、通常といえば通常の状態になった、と言えるかもしれません。この15年間で、「Jリーグというプロサッカーがある」ということはどんな地方に行っても誰もが知っている事実となりました。今後はそれを広めようというよりは、深さを追求するということを考えていく時代に入ったのかも知れません。
― 深さを追求するとは、具体的にはどのようなことでしょうか。
西沢 例えば、メディアの取り上げ方にしても大して変わっていないじゃないですか。得点を誰が取ったとか、どういう局面があった、とか。そうじゃなくて、こんな展開があったからこんな局面が生まれたとか、みんながもっと突っ込んだところまでわかるようになれば、試合を見るときにも楽しさが増えると思うんですよ。選手として、コメントをするにしても、まあ言えない部分も当然あるんですけど、戦術的な話をもう少ししていけば、
― 試合後のインタビューにしても「いいところにボールが来て」とか「次の試合もよろしくお願いします」とか、どうしても、ありきたりなコメントに終始しがちですよね。
西沢 聞いてくる方も、それしか答えられないような質問の仕方をしますよね。「はい」としか言いようがない場合が多いんです。答えがひとつしかないような質問というか。メディアの方たちは切りやすくて使いやすいのかも知れませんけど。
西谷 大体、テレビでは僕らのJ2なんて結果しか放送してくれないのにね。(笑)野球だったら毎日ニュースでやっているし、サッカーも代表の試合だったらやりますけど、もっとJ1もJ2もしっかり放送して欲しいなって思いますよね。そうなれば、いろいろな人が新聞や専門誌などにも、もっと目を通してくれるんじゃないんでしょうか。
西沢 ただ、そんな中でも、結果が出ているからか、地元メディアでの露出は多いですよね。
西谷 新聞でも大きく取り上げてくれるので、今年はお客さんも多いんですよ。この間、厚別で12000人くらい入ったんです。やはりお客さんが多いと力が出ますよね。
― 柏の岡山選手が昨年行ったパフォーマンスが他のチームではかなり話題になっていますが、札幌にはそんなキャラクターをもった選手はいないんでしょうか?
西谷 俺は試合終わったら、もう疲れているからね。(笑)
西沢 なかなかいないよね、ああいうキャラは。
西谷 元気?(中山選手) でも、あいつ点取らないからなあ。(笑)
西沢 踊りようがないよな。(笑)
― 相手の立場から見ると、あの踊りはどうでしたか?
西谷 俺たち負けなかったんですよね。
西沢 昇格がかかっている時に勝っちゃったんですよね。場がしらけちゃったというか。(笑)柏のホームだったので、柏の選手からも「こういう時困るんだよね」って。「今日ぐらい頼むよ」って言われて。(笑)
― ファンとのコミュニケーション作りとして、選手が行うフリーマーケットを考えているチームは多いように思うんですが。
西沢 そんな試みはいいですね。やろうと思ったら出来そうです。
西谷 やったら、けっこう盛り上がるよね。でも、もうちょい暖かくなったらだよね。
― ぜひみなさん協力して取り組んでください。どうもありがとうございました。