08.03.26 UPDATE
― 選手協会では新たにみなさんの個人年金を補助する制度を作りました。
島津 なんとなく全体像は把握できました。こういう制度は、これからの人にとっては大事なんだろうな、と思います。ただ、僕らのように先が見えない職業の場合、掛金をじっくり積み立てていくことは現実的に難しいですよね。その部分では疑問が残ってしまいました。
― 存在自体の疑問なのでしょうか?
島津 年金の制度を作ってくれることはありがたいと思います。海外のメジャーリーグやゴルフなどはしっかりした年金制度がありますよね。日本のサッカー選手の収入はそれに比較にならないのに、そんな中で頑張ってくれていると思います。ただ、正直なところ、今もらっている報酬でしっかり生活する、というのがJ2チームの現状です。個人年金には手が回りませんよね。
― 選手協会の制度などは以前に比較すると充実してきたのですが、どんな印象がありますでしょうか。
島津 選手の場合、個人事業主であるということもあって、クラブには頼らずに自分だけで考えなければいけないことが多々あるんです。トップの選手はエージェントと相談できるとは思いますけど、行き詰った時に相談役として選手協会というのがあるというのは僕たちにとって、とても安心できることです。選手しかできない部分のケアをしてくれる。そんな部分には僕らは大変助かっています。
― 制度面ではどのようなものが魅力に感じていますか。
島津 負傷をした時の補償があるのは、J1に比べて報酬が断然少ないJ2チームでやっている選手たちにとってはすごく助かることです。
― 共済金は大きなひとつの財源で運営されていますが、欲しい共済金はありますか。
島津 今年、実際に僕の周囲であったことなんですが、チームを11月末にアウトになって次のチームを探している時に、いくつかのチームで練習参加をしてもなかなかチームが決まらない場合ってありますよね。2月に入ってしまったりする場合もあるんです。でも、チームからの報酬は1月31日までしか支払われません。練習参加している状況ではバイトなどもできません。だから、次が決まるまでの間のつなぎの費用が出ると嬉しいですよね。
― なるほど。イングランドではそのような場合になった選手に対して、満了日からもう1か月分クラブが報酬を支払う条項が統一契約書に盛り込まれているそうです。
島津 日本では難しいことなのかも知れません。J1とJ2でも違うだろうし。J1だったら「そりゃねーだろ」って声も出るかもしれないし。でも、イングランドのような潤沢な報酬がある国でもそういう制度があるということは、同じ悩みを持っている人たちがいるんでしょうね。
― 海外の選手たちの情報もあるといいですよね。
島津 そうですよね。FIFAルールの詳細なども含めて、世界基準がどうなっているのか。日本と海外の選手の差はどのくらいあるのか。それを知りたいですね。
― ありがとうございました。








