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08.04.23 UPDATE

― みなさんの個人年金を補助する制度ができました。みなさんの関心はいかがですか。

山口 引退後がどうなるのか、ということが僕らにとっては一番不安な部分です。まずはそれをテーマにしてくれていることはありがたいと感じています。僕個人としても、家族のことも考え、しっかりと取り組もうと思っています。ただ、若い選手たちが仕組みを理解できたかというと、難しいかも知れませんね。

― 選手年金制度などの大きな目標はどうお考えですか?

山口 そういったものがあるといいですよね。プロ生活を続けてお金を貯めることが出来てやめる選手もいれば、貯めることが出来ずにやめていく選手もいます。でも、サラリーマンのように年金制度がしっかりと出来ていれば、僕たちは安心してサッカーに取り組むことができると思うんですよね。

― 年金などのより大きな制度の場合、原資をどうするかという大きなテーマがあります。

山口 たしかに、年金っていろいろと問題が出ているように、原資をどう確保できるのかって難しいと思うんです。だから、急がず、徐々にやっていってもらえればいいんじゃないかと思います。

― たとえば、会員選手たちがイベントなどに参加するような負担も発生してしまうかも知れません。

山口 イベントやサッカースクールに参加することが自分たちの将来を築くためのものであれば、負傷や治療などで参加できない場合を除いて、みんな参加するはずです。自分たちで作り上げていくものですからね。

― 話は変わります。ガンバ大阪支部の役員を5年務めていただいていますが、選手協会に関する率直な感想をお聞かせいただきたいのですが。

山口 若い選手とベテラン選手の間に温度差が表れています。選手協会に興味がない、というのではないんですが、自分がいくら会費を支払っていて、選手協会にはどんなことをしてもらっているかをわかっていない選手もいると思います。特にJリーグがやっていることと、選手協会がやっていることの差が明らかではないので、1年目や2年目の選手たちは「よくわからんわ」ってなってしまいますよね。

― どのようなことをしていけばいいでしょうか。

山口 一番いいのは総会に出ることですよね。総会はチームの代表者じゃなくても、選手だったら誰でも参加できるし、選手が集まっていろいろな案を作りだしている場を見るのは勉強になるから行った方がいいぞ、と言っているんですけど、タイミングもあってなかなか行けていないんですよね。でも行ったことがある選手は理解度が違うんです。

― 特殊な場なので感じることが多いということですね。

山口 そうですね。例えば、会議で話してきたことを持ち帰って、「こんなことが決まったよ」「こんな制度になったよ」と伝えているんですが、全てが伝わっているかというとそうでもないんです。聞いてきたことや決まったことを伝えるだけで終わってしまっている。総会という場の熱が伝わっていない、と思うんです。映像などでそこを伝えるようにしていけばいいでしょうね。

― ありがとうございました。

【取材・構成】 SHAPE 豊田 英夫
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