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08.05.07 UPDATE

― みなさんの個人年金を補助する制度ができました。みなさんの理解度はいかがでしょうか。

曽田 最初、説明しに来てくれた時にはよくわからなかったみたいですが、新しい機関誌で内容に触れてもらったことによって、みんなの理解度は増したように感じます。現実に将来設計について興味を持った若い選手たちが、詳しい説明を新たに聞こうとしています。

― 将来設計に対して興味を持つということは大切なことですよね。曽田さん自身は今回の制度についてどのような感想を持っていらっしゃいますか?

曽田 補助制度を作ってくれることはとてもありがたいことだと思います。ただ、僕らの置かれている立場や環境を考えると、個人年金に加入して今は掛け金を支払えたにしろ、引退後には支払えなくなる状況が考え得るわけです。将来の保障を作るための補助制度なんですけど、現状の保障がなにもない中で、どうこの制度を捉えていくのかが、個人としては難しいと感じています。もっとシンプルに考えて、Jリーグの中での貢献分、試合出場とか在籍年数で考えてもらうことができるとよりいいように思います。

― 年金の補助制度ではなくて、退職金制度…ということですよね。

曽田 現実問題で考えれば、個人年金を支払うことにあまり金銭的な影響を持たないくらいのトップの選手たちもいれば、練習場さえままならないようなチームに所属するボトムの選手もいる中で、こういった制度を本当に必要とするのはボトムの選手たちなんじゃないかなと思うんです。そういった選手たちに焦点を当てて欲しい、と僕は思います。

― なるほど。それではテーマを変えます。支部長になり、総会でも活発に発言していましたが、曽田さんの思う選手協会とはどんなイメージのものでしょうか。

曽田 自分が役員になっていない時にチーム選手会長から話を聞いていた時と、自分がチーム選手会長として総会に出席させてもらって話を聞くのとでは大分違いました。自分たちのおかれている施設や環境面がどのくらい恵まれているものなのか、もしくは恵まれていないのか、がよくわかるんです。現実に即したリアルな話ができる場ですよね。もちろん、僕たちはその中でも恵まれている立場だと思うのですが、自分たちと同じようにトレーニングをしてゲームをする、Jリーガーという仲間たちの中でも、厳しい立場におかれている仲間の環境や諸問題を解決するための場であると思います。

― 仲間の中で助け合いを行う、ということですね。

曽田 全部をみんなで助け合おう、というと難しいかも知れませんけど、改善するだけで新しく入ってくる選手たちの小さな夢にも繋がると思うんです。こんなJリーグだったら行きたくないな、と若い人たちは思っているかも知れません。そんな事柄を少しでも改善していく、ということでしょうか。たとえば、J1の人気チームとJ2のそうでもないチームが合同でグッズを企画し販売していって、それを新たな財源にしていくとか。チームやリーグの垣根を越えた活動を選手協会がやれるといいように思います。

― 選手協会主催としての活動ですよね。

曽田 例えば、ご当地出身のミュージシャンってほとんどの県にいるじゃないですか。そういう方たちにチームごとの歌を作ってもらって、33チーム分でアルバムにして発売するんです。そうすれば僕らも嬉しいし、ファンも嬉しい。これを選手協会が作って販売すれば、小室哲也が200万枚売った以来の枚数が売れるんじゃないでしょうか!(笑)夢みたいな話ですが、そういった努力も必要なのではないでしょうか。

― 確かに素晴らしい企画ですね。ありがとうございました。

【取材・構成】 SHAPE 豊田 英夫

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