SPECIAL INTERVIEW
FILE003
 先週、先々週の二回にわたって、契約などの制度に対する活動、選手の生活を保障する活動について聞いてきた。最後となる今週は、選手協会が未来に向けてどのような活動に力点を置くのかという話題と、Jリーグや日本サッカー協会との関係についての話題についてじっくりと話を聞いた。
加藤事務局長ロング・インタビューの最終回。

■サッカーの普及、社会貢献に力を入れたい

― 未来の選手協会に向けて、今後の目標や課題はどのように設定されているのでしょうか。

「選手協会には「社会貢献」「サッカーの普及振興」「選手の地位向上と環境の改善」という3つの柱があって、現状は選手の地位がまだ不安定であったり、環境が整っていなかったりする部分が多いので、結果的に3番目の柱に関する部分が大きいのですが、将来的な目標としては選手の地位をより安定的なものとし、環境も向上させた上で、社会貢献やサッカーの普及振興に力を入れていきたいと思っています」

― 選手によるボランティアやサッカースクールのような活動を増やしていくということですね。

「そうですね。世界のスポーツシーンを見回してみると、アメリカのNBAやNFLもそうですしヨーロッパのサッカー界もそうなのですが、選手が自発的に社会貢献活動をしているケースがとても多いのです。誰かに言われたからやるというような消極的な活動ではなく、選手が独自の社会貢献活動を考えて、自ら参加していく。そんな活動の支援ができる組織にしていきたいと思っています。現在はまだ多くの選手が自ら積極的に社会貢献活動を考える余裕がないことや、日程の問題などがあってなかなか難しいところはあるのですけどね。
同時に、選手自らの発案でサッカー文化の普及という事業にも取り組んで行きたいと思っています。将来的には3つの柱というよりも、むしろ社会貢献とサッカーの普及の2つの部分に力を入れてやっていく事が理想かと思っています」
 
1/3